庭長の職人たち
2018-04-20

働き方改革って?

札幌も春らしくなってきましたね。

こんにちは。人事担当の廣部です。今回は写真がありませんがご容赦下さい。札幌も今週に入って急に暖かくなり、一気に春らしくなってきました。造園建設業は、この時期、冬囲い外しと春の清掃作業が集中する時期です。造園建設業は植物を取り扱いますので、季節ごとに特有の仕事があり、仕事の中で季節の移り変わりを感じることができます。仕事をしながら季節の変化を楽しめるって素敵だと思いませんか?

「働かせ方」改革?

さて、突然ですが、働き方改革って内容は良くわからなくても、言葉はほとんどの人が聞いたことがあると思います。残業規制や同一労働同一賃金、副業容認などが働き方改革の具体的な内容として有名でしょうか。当然、企業として労働基準法に違反するようなことをさせてはいけない、してはいけないのは当たり前のことであり、社員の方の待遇を改善する努力は必要なことだと思います。そして、働き方改革の目的である生産性の向上のために企業がすべきことは多くあると思います。しかし、私の友人のある会社の代表も言っていましたが、企業が主語であるならば「働き方」改革というよりも「働かせ方」改革の方が言葉としては正しく感じます。

「働かされ方」改革になっていませんか。

それでは「働き方」改革とはなんでしょう。会社が元気に活動していくための主役は言うまでも無く社員の方々です。ですから「働き方」改革においても主役は社員の方々であるべきではないかと思うのです。残業規制、同一労働同一賃金、副業容認などの言葉だけが表に出てきていますが、そもそも全ての会社が全く同じ労働条件であるならば、会社としての魅力は減り、競争力も失われてしまいます。なのに、どこか今の「働き方」改革って、皆同じ「働かされ方」をして、皆同じであることで安心を得たいという空気だけが感じられてしまうのです。そして、「働き方」ではなく「働かされ方」を改革することで自分を守る理由を得たいという人が一定数いるのではないかと感じます。

「働き方」改革

しかし私は、「働き方」改革とは、多種多様な人がいる中で、人との(他社との)違いを認め、色々な形の働き方を認めることであると思います。そのためには主役である社員の方が、自ら「働き方」改革を考え、企業はその改革を実践するためにどうしたらよいのか社員と一緒に考える。そうして企業ごとに違う形の「働き方」が展開されたとき、企業の魅力や存在感が増し、競争力が高まり、生産性が向上するのだと思います。「働き方」改革とは、「働かせ方」改革でも「働かされ方」改革でもなく、経営者と社員が一緒に企業の魅力や特徴、文化を創っていくことだと思います。

さいごに・・・

4月になり、学校を卒業した方を含め、多くの方が新しい職場で働きだしていると思います。働き方改革といっても、そもそも各企業ごとに文化や風習があると思いますので、まずはその企業ごとのルールや仕事の仕方を知ることが必要かと思います。しかし、会社は学校とは違います。研修の頃は分からないことは無いかと聞かれることもあるかもしれませんが、現場にでると先輩や上司からそのように声を掛けられることはほとんどなくなるといっても良いかもしれません。さらに、会社から言われた仕事をきっちりこなせば怒られることもないでしょう。ということは、言われた仕事だけこなしていると、疑問やわからないことを解消したり、自分を成長させる機会というのはグッと少なくなります。ですので、特に新卒の方は、言われた仕事はできるにしても自分の中で感じた小さな疑問などは、積極的に先輩や上司に聞いてみてください。聞かれて嫌だという人はほとんどいないと思います。(ただし、同じことを何度も聞くと怒られると思いますが・・・)そして、社会人になると自分が行動しないと誰もお膳立てしてくれません。仕事以外のことも含めて、思い立ったが吉日というつもりで色々なことにチャレンジしてください。その結果、将来、自分なりの理想の「働き方」にたどり着けると思います。

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