庭長の職人たち
2020-12-08

門松づくり1

門松づくりが始まりました。

こんにちは、人事担当の廣部です。札幌は雪こそほとんどないですが、急に寒くなってきた感じがします。新型コロナもですが、インフルエンザなども流行りだす季節だと思いますので、皆さん体調管理には十分お気を付けください。さて、今日は南香園の冬の風物詩、門松づくりについてご紹介したいと思います。門松はその歴史を紐解くと平安時代まで遡るということです。歳神様を迎え入れるために家の門の前などに飾られ、現在では神社やお寺、百貨店などで年末年始に見たことがある人も多いのではないでしょうか。まさに日本の大事な文化だと思います。南香園でもこれらの施設にも設置いたしておりますが、個人住宅にも設置に伺っています。そのため南香園で作成している門松は3尺~9尺(約90センチ~270センチ)までと様々な大きさの門松を造っています。ちなみに冒頭の竹は切り出す前の竹で約8mほどあります。基本的な組み立ては、松・竹・梅(梅だけはこの時期に花が咲かないので、造花を使用しています。)となりますが、お客様のご要望によって、花や笹などで装飾をすることもあります。次の写真で実際に使用する松の枝をご紹介いたします。

小屋づくり


次に実際の南香園での門松づくりについてご紹介いたします。南香園の作業場は残念ながら少し狭いため、門松を造るときはまず門松を造る場所を作ります。


横からの写真で分かりにくいですが、全体をブルーシートで覆っています。

中の様子です。まだブルーシートだけですが、ストーブを焚くと意外と暖かいです。写真ではよくわかりませんが、ストーブの上でお餅を焼いています。職人さんたちのおやつですね。休憩時間にはストーブを囲んで焼き立てのお餅を食べて談笑する、こういうのも仕事の一つの楽しみかもしれません。

次回は・・・

今回は、門松づくりの準備段階のご紹介でした。次は門松の台となる部分の制作の様子をご紹介したいと思います。年末年始に飾られているのを見ている門松が、職人たちによてこうやって造られているんだなというのを知ってもらえたらと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。

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